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雑記

LEDの寿命って本当は短いの?そんな疑問をまとめたよ

どうも こんにちは。ついこの間、寝室の電気が点滅してしまい、全部LEDライトに交換したばかりです。

LEDって長持ちするイメージがあるし、電球を交換する手間も省けるという楽な感じで交換してみたのですが、ネットで流れてくるのは「LEDはすぐに点滅してしまった」という話が多くて、いまのとろこトラブルもない我が家では、かなり重宝しております。

なぜそんな話がネット上をにぎわせているのだろう?と思い、あれこれ調べてみることにしました。

もし本当にLEDの寿命が短いとなると、数年に1回5000円程度の照明を丸々交換しなくてはなりません。そんなもったいないことをしているわけにもいかないのです。

せっかく買ったのですから、光束衰退70%まで使い切りたいし、点滅したらあきらめもつくでしょう。それが何年先なのかはわかりません。

しかし理論上では計算は可能ですし、なにが原因なのかをはっきりと知りたい。
そんな疑問で調べてみました。

もし切れたときも次もLEDにするかという目安にもなりますからね。できれば半永久的に安い電気代で使っていたいと思うのは私だけはないはずです。

ずばりLEDの電球って10年は持つのか?

LED電球のウリは、超寿命と省電力。省電力は実証されています。これは私もトイレの電球がそうなので理解できます。
ですがリビングや寝室のライトがLEDに変わったので、ここはもっと知りたいところですね。

白熱電球 1,000〜2,000時間(1日6時間点灯の場合、166日〜333日)
蛍光灯 6,000~12,000時間(1日6時間点灯の場合、1,000日〜2,000日)
LED 40,000〜50,000時間(1日6時間点灯の場合、6,666日〜8,333日)

圧倒的にLEDの方が長持ちです。計算だけならば6666日は約18年もつことになります。
しかしネットでは1年経過せずに、壊れただの、1年経過せずに点滅したという話が流れます。

LEDは、透明の樹脂に覆われており、中には半導体が入っています。二種類の半導体をくっつけたダイオードに電気を流すと、プラスとマイナスの電気がぶつかって発光するという仕組みです。LEDにはフィラメントがありませんから、原理的には球切れしません。

つまり、半永久的に発光するはずなんです。

まだまだ疑問は残りますね。これだけ長時間長く発光できれば、あとは何故壊れたなどというのでしょうか?

本格的に発売されて10年


日本はLED特許の為、国外からの輸入が入りませんでした。(ただし製造に関して別物です)いまでは特許もはずれかけています。

10年前は白色を発光させる青色LEDの開発が進み、軌道に乗り始めたころです。
いまでは白色は当たり前ですが、青色LEDの発明は画期的で、2014年のノーベル物理学賞を受賞しました。

そのぐらいにすごい発明なのです。
しかし、まだ青色LEDが発明されて間もなくのLEDなので、当然ですが歴史がとても浅い。
実験段階で10年もまだついてないので、すべては計算上のものとなります。

 

ではなぜ壊れたという問い合わせが報告されているのか?

件数は不明ですが、国民生活センターにも相談が寄せられ回答記事が掲載されています。確かに、10年持たずにLEDが壊れる事例は出ています。 故障の多くは発光ダイオードの部分でなく、基盤が壊れるためと考えられています。

LED電球の根本の部分には、放熱するためのヒートシンクが付けられています。しかし、熱がこもりやすい照明器具を使うと、放熱が間に合いません。

だから、本来LED電球には専用の照明器具が望ましく、お風呂場の照明器具のように密閉タイプの灯具には使えないことが説明書には書いてあります。

そして一番の原因は粗悪な海外製品であったためだといえましょう。あくまで憶測ですが、中国の製品だったりすると、技術力が低い状態での工場生産をしてしまったのだろうと思います。
それを知っていて販売する日本業者も同罪だろうと思います。

白熱灯とLED電灯の電気代の違い

粗悪なものを使用せずに、多少高くても国内生産のものを使えば、電気代はどうだろうか?
電気代は、契約している電力会社、プランによって単価が異なります。例えば東京電力のスタンダードなプランの場合、1kWhの電気代は19.43円です(2016年3月時点)。100Wの電球を1日10時間つけた場合の1ヶ月の電気代は以下のようになります。

これが基本計算となります。

一般的な白熱光

消費電力が100W×10時間=1000wh(1kw)
1kw×19.43円=19.43円(一日)
19.43円×30日=582.9円である。

100wで光の強さが1520ルーメン。
LEDだと100Wで12000ルーメンです。

この光の量ならLEDは20wでようやく2400ルーメンなので、上の計算からするともっと安くなりますね。

LEDの電気代

LEDの場合(20w)で白熱光と同じだと考えると、
20w×10時間=200wh(0.2kw)
0.2kw×19.43円=3.88円
3.88円×30日=116円 

となります。ジュース1本分の値段と大して変わりません。

となると、あとは寿命の問題となりますね。

LEDの技術は格段に進歩

日本のすごいところは毎日が進歩しているということです。
現在のLED電球は格段に進歩しています。発光効率だけではなく放熱技術や基盤の耐久性が向上しました。やはり密閉タイプの照明器具には取り付け不可となっていますが、使い方を誤らなければ信頼性は随分高くなっています。

粗悪なものをつかわず、また正しい使い方をすれば、問題無いとおもいます。
LED照明は安物買いはしないで、国内メーカーの安心できるものを使用してください。せっかく買うのですがから長く使いたいものです。
10年前のLEDと現在の商品とではやはり、放熱技術や基盤耐性が違ったものとなったとおもいますので、必要に合わせた大きさと正しい使い方がポイントになってくると思います。

まとめ

電気代はかなり安くなることがわかりますし、光の量も十分だとわかりました。

LED電球の寿命が、本当は短いのかどうか。それは決して短いわけではないことがわかりました。
短く感じた(早く壊れた)というケースは、多くが使い方の間違いや、基盤の不備であったようです。

もし壊れてしまっても、ほとんどのメーカーは真摯に対応しています。 電球は消耗品扱いだったので、これまでは保証書はついていませんでしたが、2016年11月にパナソニックは5年保証を導入。5年以内の故障は無償交換されます。

これはかなり大きな保障といえますね。
保証書をなくしても、製造番号から製造年月日を割り出してくれますので、保障がついてないメーカーでもすぐに対応してくれます。

それだけ自信をもって飛躍的に技術があるということですね。
ただしく使って、長持ちさせるには使い方や方法が決められているということです。
たとえメーカー保証でも、使い方が悪ければすぐにLEDが点滅もしますし、ずっと長持ちさせることも可能だということです。

LEDは消費電力をおさえてくれて、さらに長持ちする照明器具だと証明されれば、さらに進化して、お風呂などにも使えるものや、色々なLEDが発売されると思います。

現時点では消費電力代はお得なものですし、あとは長持ちするだけですので、照明を正しく使えば、問題ないと思います。
ちなみに私のリビングの方のLEDは3年経過しましたが、いまだに点滅とかはしていません。

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東雲
新しものが大好きな猫好きな人です。日々猫のために仕事をこなしています。