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雑記

ノーベル賞の賞金はいくら?ビックリする日本人の使い方とは?

最近だと、ノーベル賞の授賞式が報道されるようになりましたね。

日本人も数名候補にあがってましたが、ノーベル賞っていったいなんだろうか?と思ったことはありませんか?

私も偉業を成し遂げた、あるいはすごい発見をしたとかのイメージしかありません。
(実際にもすごいのだろうと思いますが)

ノーベル賞が何部門あって、賞金がもらえることまでは知ってますが、実際、日本人が賞金をもらった場合にどのように使われるかまでは、まったくわかりませんでした。

またそれが課税対象なのか、非課税対象なのか、またどこからそのお金がでているのかもしりませんでしたので、日本人が授与された時のお金の流れそってご紹介します。

ノーベル賞は5分野+1部門で構成されていた

  • <ノーベル物理学賞
  • ノーベル化学賞
  • ノーベル生理学・医学賞
  • ノーベル文学賞
  • ノーベル平和賞
  • 経済学賞

ノーベル賞のうち、物理学賞・科学賞・生理学・医学賞は特に科学分野では世界最高の栄誉とされてます。
まだまだ未開の物理や化学を証明してきたのですから当然ですが、近年はその境界があいまいになってきてます。

ノーベル財団は同賞をノーベル賞とは認めておらず、この賞を正式名称または「ノーベル」を冠しない「経済学賞」と呼ぶようになってます。

由来はダイナマイトで巨万の富を得た男

ダイナマイトの発明者のアルフレット・ノーベルの遺言に従って、ノーベル賞がつくられたといわれてます。

きっかりけは兄の死亡で、フランスの新聞に「死の商人、死す」というタイトルを付けられ、皮肉にもそれが目にはいりました。

もし自分が死亡した時も人々にどのように記憶されていくのだろうかと考え困惑し

「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」

と遺言で決めました。

最初人々はそれを本当には信じてはくれませんでした。巨万の富を手にしているノーベルがそのようなことをするわけがないと誰もが思ったからです。

しかし遺言は彼が無くなる前の一年前にもすでに書かれていたもので、彼の遺言を実行すべく、2名の人物が必死になって働きかけ、ノーベルの名前からもらい、最初はノーベル財団委員会を設立、そしてついには1900年に国王から正式に認められるようになりました。

なぜ5部門+1分野なのか?

選考は「物理学賞」、「化学賞」、「経済学賞」の3部門についてはスウェーデン王立科学アカデミー。

「生理学・医学賞」はカロリンスカ研究所(スウェーデン)。

「平和賞」はノルウェー・ノーベル委員会が、「文学賞」はスウェーデン・アカデミーがそれぞれ行うようになってます。

それがすべて秘密になっており、最終選考は当日に発表になるから、マスコミの予想がとても付けられません。

上記にも書いたように、「経済学賞」はノーベルとは冠してませんが、当日一緒に発表されることになってます。冠してはいないこそ、経済に十分な役割などを行った人に授与される重要な賞でもあります。
ノーベルの遺言には「経済学賞」のことはかかれてなかったからです。

受賞のお金はどこからでてるの?

ダイナマイトは特許をとっており、コストが安く使用費用も安い、世界中で使われてるダイナマイトからのものです。

「死商人」と呼ばれるであったノーベルですが、自分が死後に人々に記憶されるのは、さすがにこれではだめだろうと思ったことだと思います。

きっかけには何にしろ、彼の残した遺言は素晴らしく、後進を育て、世界最高峰の栄誉をもたらす賞となったのはノーベルも本意だったのだろうとおもいます。

 

どうやったら賞が貰えるのか

さすがに、こればかりは、秘密にされて最終選考も発表当日まで極秘密にされますが、すくなくとも、大学にて研究してきた、実証されることが大切でしょうね。

かぎりなく不可能に近いことを証明したことが「ノーベル賞受賞」とつながるのかもしれません。なにせ世界最高峰の栄誉ですから。

授与が決定してからの死亡は認められる?

認められます。決定してからの死亡は認められてます。ただし、発表前に死亡した場合は受けられません。

受賞するには長い年月の研究が必要とされますので、受賞者も高齢の方が多いのも事実です。

貰える金額は?

ノーベルの命日である12月10日に、「平和賞」を除く5部門はストックホルム(スウェーデン)のコンサートホール、「平和賞」はオスロ(ノルウェー)の市庁舎で行われ(古くはオスロ大学の講堂で行われた)。

受賞者には、賞金の小切手、賞状、メダルがそれぞれ贈られます。
金額はスウェーデンの紙幣で900万スウェーデンクローネ(約1億5000万円)の金額になります。

数名で研究した場合は三名までが授与対象で分配され、金額も振り分けられます。

日本人は必ず慈善寄付する。

ポケットマネーにはしない、なぜなら高齢者が多く後進育成に力を入れているからです。
受賞者レベルになると後進に力を注いだり、待遇なども確保されています。
他の国の科学者は?となると残念ながらポケットマネーにしたり、研究費に充てたりとしている方もいるようです。

また、ノーベル賞からもらった賞金は非課税となり、まるまる900万スウェーデンクローネが入ってきます。世界最高峰の名誉なものに課税をかけるほど、無粋なものはありませんよね。

おわり

いかがでしたが?意外と日本人は後進育成のために全額が寄付となりますし、国からの補助も厳しい財源の中で行っているところも多々あります。

そんな中、ノーベルの遺言がなかったら、今での最高の名誉がなかったかもしれません。
「死の商人」と皮肉にも、自分の死後を予想した彼が残した最後の功績は、やはり遺言だったのかもしれません。

人類に貢献した人物にこそ、ノーベル賞が贈られるべきだろうとおもいます。

日本人は謙虚というより、後進を育てるという方針で授与した賞金を使う。これもまた日本人らしい考え方だといえるのでしょうね。

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東雲
新しものが大好きな猫好きな人です。日々猫のために仕事をこなしています。