みなさんは、「雪虫」ってご存知ですか?北海道に住んでいると、小さなこの雪虫が飛ぶと、本格的に「冬」がやってきます。
私たち道民はこの小さな虫を「雪虫」と呼んでいますが、たぶん、北海道でよくみられるこの雪虫は、冬の到来です。
雪虫ってなんだろうな?
雪虫とかいて「ゆきむし」と呼びます。
虫です。はい、ふわふわと、空中でとんでいる虫です。
具体的な種としては、トドノネオオワタムシ。
どどの・・・すごくめんどくさい名前なので「ゆきむし」でいいのです。
もともと単為生殖でコロニーをつくり、成体になって交尾するために飛ぶのが、この雪虫です。

北海道の周辺の島々と北海道に存在する、冬を訪れを告げる風物詩となってます。
ちなみに、
俳句で、雪虫ならば冬の季語ですが、「雪虫」と呼ばれるセッケイカワゲラは黒い昆虫で、春の季語。
私の感覚なら、雪虫は冬の季語なんですが、調べると黒い昆虫は春の季語でしたか。
でも冬の到来を知らせてくれる、雪虫には昔から思入れたがあります。
今でこそ数がすくなくなり、秋の今頃かすこしづつ飛び始まます。
間違って、口を開けて走ったものなら、口の中に雪虫が飛び込んできますので(無害です)
楽しみ方は、雪虫をふわふらと飛ばしてみて眺めているのが、一番の楽しみ方だろうと思います。
雪虫はいったん付着すると、そこで生涯が終わる。
悲しいかな、雪虫のお尻についている、綿のようなほわほわしたのはアブラです。
そのアブラが一度ついてしまうと、それ以上くっついて離れることができません。
一生が終わってしまいます。
またバイクや車で走行していると、フロントガラスについたり、ジャケットについて、払ってしまうと、
アブラがついて、線が残ってしまう可能性があります。
そんなきれいな雪の妖精のような雪虫です。北海道の風物詩です。
発生時期は10月下旬から11月上旬
そのあとに初雪が降ります。
寿命は雄で1週間ぐらい。雌だと卵を産むとすぐにお亡くなりまります。
そう雪虫の寿命はとても短い。
そんな雪の妖精さんな雪虫ですが、所属がアブラムシなもので、アブラムシの仲間といわれると嫌われやすいです。
名前だけで嫌われちゃうんです。
だってめんどくさい、とどの・・・なんちゃらという名前のが正式名ですしね。
ふわふわと風が強く吹けばふあんと飛んでいってしまう、程です。
熱にも弱い性質で、人肌くらいの温度でも弱ってしまうほど繊細です。本当に繊細ですね。
一時的に大量発生しても少し経つとあっという間に消えてしまいます。
夏がいつもの年よりも気温が高く、暑い日が多かったという年は特に秋冬は雪虫が大量発生する可能性が高くなる傾向があるので、
その年に、大量に雪虫が発生する可能性があるということで、よく見かけると思います。
でも雪虫は北海道にとってはなくてはない、風物詩なので、自宅に帰ってコロコロかけてもらうだけで、すぐに払いのけられますので、
もし、生きている雪虫がいたら、そっと外から逃がしてあげてくださいね。
雪妖精は毎年やってきますが、条件がそろわないと、飛んできません。
小学生時代の時はガンガンとんでいたのですが、大人になってからはあまり見かけなくなりました。
結構この雪虫が好きだという話です^^