札幌のイメージとしては夏は涼しく、冬は寒いというイメージがありませんか?
ここ近年は夏は猛暑もあり、本州と変わりなく30度以上の夏日が続く事もしばしばあります。
札幌に住んでみたい、札幌に転勤が決まったけど、どこに住んだらいいのか、今一つ地理感が分かりにくいと思います。
そこで、札幌に住んで20年の私が、札幌の住宅事情について、徹底的に紹介しますね。
どの場所がいいのか、また、どの地域に住むのかで、札幌ライフも変わってくると思います。
ぜひ、参考にして札幌ライフを充実したものにしてくださいね。
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札幌へ住みやすい地区は
アクセス抜群の『北12条駅周辺』
この辺りは、地下鉄南北線駅12条付近にあたり、また、札幌駅から徒歩10分圏内の立地の良さ。東豊線「北13条東駅」まで、15分。
とにかく立地がいいのが、おススメなは近くに北海道大学があるので、学生向けの安い定食屋さんが沢山ある事がとてもいいですね。
若干お値段は高めですが、都心から近い方がいい方などはおすすめですよ。
一度見学をしてみるのもいいでしょう。
実はアクセスも良い『麻生周辺』
単身者でも家族とでもいっしょに住める麻生周辺。
街の中央にイオンがあり、それに末広がりに小さなお店から大きなお店の繁華街が広がる麻生も、南北線の北側の最終地点ですが、近くにJR新琴似駅があり、地下鉄も通っているという便利な場所です。
家賃の相場も2LDKで6~7万と安いので、家族と一緒に転勤したときには、とても便利な場所です。
麻生から札幌駅までは地下鉄でわずか9分という便利さもあり、都心の大通までは次の駅なので、11分程度で到着できる立地の良さです。
郊外のわりには、スーパー、病院、学校、子育て支援施設や子供の遊び場所も豊富なので、単身でも、家族連れでも十分おススメできる場所です。
周辺環境が快適な高級住宅地『円山エリア』
単身者でも家族連れでも、ここに住めるなら、他の場所は見なくていいと思います。
札幌の高級住宅地としても有名な『円山エリア』 大通りまで地下鉄東西線で20分程度でいけるので、通勤には便利があります。
家賃相場が高くワンルーム4万前後。駅と直結しているマルヤマクラスという商業施設は、高級食材も扱っている、札幌セレブ御用達のお店でもあります。
普通のス―パーもありますので、生活はしやすいと思います。
おしゃれなカフェや、小さなお店が沢山あり、雑貨めぐりが好きな女子にはたまらない場所です。
おしゃれだと人気が出始めた『創成川イーストエリア』
地区開発で、注目を集めているのが、地下鉄東西線「バスセンター前駅」付近。札幌を南北に遮断するように流れる創成川東側の「創成川イースト」と呼ばれるエリアです。
もともと、近場に映画館もはいった大型商業施設「サッポロファクトリー」や「2条市場」があるエリアでしたが、北海道新幹線の普及とともない、東側が開発エリアになっており、続々と新しいマンションなどが建設されてます。
小さなカフェや飲食店もあるし、大通り駅まで徒歩圏内なので、目新しいものが好きな方には人気のエリアになっています。
自然環境も恵まれた住宅街『南平岸エリア』
自然環境の良さと、南北線「南平岸駅」周辺には、家賃も安くてどんどん新しいマンションもたってきているので、家族連れや単身者にもぴったりです。
スーパーが駅と直結しているので、買い物が便利だったり、小さな飲食店があったりと、雰囲気が抜群です。
都心へ向かう通勤でなければ、十分候補にあがるぐらいに便利な場所です。
大通り駅までは9分で、2LDKで6万前後です。
雪の量はまちまちですが、北区の麻生よりは気持ち少なめかと思います。
札幌にくると決まったらここを見るべしお部屋の事
札幌の冬を甘くみてはいけません。引っ越しが決まっても、札幌の光熱費事情を理解しておかないと、あとでつらい目にあうのです。
冬対策をしっかりこなしてゆけば、夏の札幌はたとえ暑くとも数週間で終わりますので、すぐに冬がきます。
一年の半分を雪と寒さに付き合わねばなりません。
暖房の事を先に考えよう
家を決めるときに重要になってくるのは、暖房が「灯油暖房」か、上限が決まっている都市ガス暖房がおすすめです。
北海道の耐寒設備は二重サッシになっており、窓から寒さが来ないようになってます。
それだけ熱を部屋の中にとどめるようにしています。
ですので、もし暖房がプロパンガスだった場合は、冬の光熱費が高くなることが前提です。
道民はほとんど灯油を使っていますので、秋ごろから家電で灯油ストーブが売られまはじめますので、機会をみて購入する検討をした方がいいでしょう。
部屋の間取り図をみて、または仲介業者に灯油ストーブが付けられるかを聞けば教えてくれます。
意外に値段が安いなぁと思ったら、暖房がプロパンガスでしたという事が多々あります。
そしてプロパンガスが温かくありません。
冬の対策によっては、温かい夜になるか、寒い夜になるかが、決まってしまいます。
道民は、90ℓ以上の灯油タンクを各家庭持っています。灯油の方が一気に温まりも早いので、好まれていますね。
部屋の場所も考えよう
冬場はよほど場合は、角部屋や、駐車場の上に住もうとは思いません。駐車場の上に住んだりしたものなら、水道管が凍結してしまい、破裂する可能性が、他の部屋よりも高いからです。
また、角部屋は、見晴らしはよいのですが、寒いですよ。
左右上下、人がいる方が、熱が伝わりやすいので温かいです。
木造よりも鉄筋の方がいい
鉄筋コンクリートの住宅の方が、温かい傾向にあります。
築年数が古いと、家賃は抑えられますが、水道管が凍結した場合は、解凍するのに2万前後の回復費がかかります。
JRとバスは遅れる
地下鉄以外は吹雪きなるとバスは遅れます。できれば地下鉄沿線上がよいでしょう。
地下鉄は、南北線・東西線・東豊線と3本の地下鉄がはしっているので、おススメは繁華街のススキノや札幌駅エリアが直結されている南北線ですね。
除雪は免れない
大雪だろうが、除雪をしないと、朝、大変な事になります。
膝下まで埋まる事などありえるので、大雪の場合でも、玄関と通る道程度は除雪をしておかないと、翌朝、ドアが開かないことや、道がなくて、ずぶずぶと埋まりながらも進む事になりえます。除雪時は防寒をしないと凍えます。
自家用車について
夏場と冬場、とくに秋が短い北海道では、11月に入ったら雪が降ってもいいように、スタッドレスタイヤに交換します。雪道がとにかく滑るからです。
アイスバーンやよく冷えた日はブラックアイスバーンなどがみられ、夏タイヤではまず走れません。
エンジンも、スターターがないと、なかなか温まらないという事がありえます。
そしてその車をどこに置くか。車庫付きのマンションなら問題ありませんが、青空駐車場なら、冬の朝の出発が除雪から始まる事もお忘れなく。
また、車庫があっても、雪で埋まってしまっている場合もあるので、朝早くから除雪にいそしむサラリーマンの方が大勢います。
まとめ
安く物件を抑えたいならば、南平岸や麻生などの住宅街を選ぶと、札幌駅までの通勤が楽になります。
また、冬場は夏場と違い、雪道が意外と歩く時間をとられますので、できれば駅の近くに部屋を探した方が楽になる場合もありますので、雪道に慣れていない場合は、できるだけ駅に直結したスーパーがあったりする場所もおススメです。
札幌そのものが、地下鉄に特化しているわけではないのですが、吹雪の日にはどうしてもJRやバスは遅延になってしまいがちです。
それを抜いても、札幌市は一年通しても安定して楽しめる街でもありますので、ぜひいらして暮らしてみてくださいね。