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雑記

看護師になるには大学か専門学校か?違いと経験から徹底検証したよ!

看護師になるには、二種類の方法があります。看護系の大学に進んで国家資格をとり看護師になるか、看護専門学校にはいって国家資格をとり看護師になるかです。

両方とも看護師になるという事は同じですが、その過程が違います。
大学は大学でメリットなところもあれば、デメリットな部分もあります。
また、看護専門学校も同様です。

看護系大学は4年生で卒業できますし、看護専門学校は3年で卒業です。
同じ国家試験を受けるためには、このどちらかを満たさなければなりません。

看護大学と看護専門学校、どちらに行ったらいいか分からない、違いが分からないという方の為に詳しく違いと、私の経験から基づくことを徹底検証してみました。

ぜひ迷っている方は参考にしてみてください。

今は大学卒業をするのが主流

この記事を書いている2020年現在の傾向としては、大学を選ぶ人が多いようです。

先ほどもお伝えしたとおり、大学と専門学校のどちらを選ぶにせよ、メリットとデメリットが存在します。

その中で、なぜ大学を選ぶ人が多いのか?

まずはその理由から詳しく見ていきましょう。

看護師を目指す人の多くが大学を選ぶ理由、

それは最終的には学位は学士が取れます。看護師というゴールだけを見れば、3年生で卒業できる、看護専門学校の方が時間もお金も短縮できます。

しかし、今は看護師は高度医療に対応すべくして、質の高い看護師を求める声が多いからです。

この質の高いというのは、技術、知識、そして他の部門と連携して動くチーム医療が大切になっています。また患者さんも多様化してきていて、病院以外で在宅医療を受ける患者さんも増えています。

そういった多様化される患者さんをみるときに、なにが必要かを考え判断でき、心に余裕をもって適切に接する事ができる人間性も、この質の中にはいっています。

それを4年間で基本を培うのが大学の一般教養の部分に多く入ってます。
もちろん、看護専門学校でも一般教養はありますが、1年の違いはやはり大きいと思います。

また、専門的知識だけではなく、理論も求められているので、経験ではなく、理論的思考を展開する訓練もやります。

小論文を書いてゆくことですね。

看護専門学校には、その小論文を書く機会が少ないのです。実際に経験も大切ですが、理論で動くという事が看護の現場では重要視されてるのが現状です。

受験資格が一気に取れるのも魅力

  • 看護師(国家試験受験資格)
  • 保健師(国家試験受験資格)選択制
  • 第一種衛生管理者(保健師資格取得後本人申請)
  • 養護教諭二種免許状(保健師資格取得後本人申請)(助産師課程のある大学にて所定の科目を履修した場合、助産師国家試験受験資格も取得可)

大学へいくメリットの一つとして、記載された資格が取れます。
これはかなり大きなメリットの一つです。

仕事を看護師だけではなく、保健師として関わる仕事がしたい人などは大学によってはこのぐらいは取れるということです。

4年間通うので、専門学校より金額が高い

看護系大学もそうじゃない大学同様に4年間の学費があります。
高いですね、看護専門学校の時よりも。1年多く通うので負担も大きいと思います。

また学費の安い公立系は倍率が高く、激戦区になっています。
大抵の受験生は、第一志望に大学を選び、第二志望に看護専門学校を選ぶと思います。

費用は大学によって一律ではありません。ですが、公立系は安い部類に入ります。

経済的に大学を諦める人も中にいるのです。
そう考えると、いいところもありますが、金銭面ではデメリットがあります。

単位の免除

過去に大学を出ているなら、単位が少し免除される制度もあります
たとえば、国公4大を卒業していたら、看護系の単位のある部分の単位を取ったとみなされて、通うのが楽になるとおもいます。

どの科目が免除されるかは、直接大学の窓口に利くのが早いと思いますので、電話で確認してくださいね。

この制度を利用して、小さなお子さんがいる方は、大変楽になったという話はよく聞きます。

看護専門学校卒業後、大学への編入は非常に簡単で、大学3年次からスタートとなります

即戦力を求められているのは専門学校

求められているのは、大学同じく質の高い看護師です。
ですが、専門学校は大学より1年短い3年で、その基礎を学ばなければなりません。

高校を卒業して、看護専門学校にはいり、3年で卒業して現場で働くのが、大学卒業生とは1年ほど違います。

看護の世界で一年の差は大して大きくはないのですが、理論を学んだ大学卒業生の方が、看護をする上で有利に働く事があります。

一般教養分でも座学が少なく、実習体験が多くなりがちなのが、看護専門学校の特徴だと思います。

大学4年生分を3年で凝縮してやろうとしているわけですから、削られる部分が出てきても仕方ないのでしょうね。

受験資格が二種類

  • 看護師(国家試験受験資格)
  • 保健師(国家試験受験資格)(保健師統合カリキュラム校のみ)

この二種類しかとる事ができません。この点も大学とは違うところですね。
助産師も、別口のカリキュラム校がある場所でしか受けれません。

なぜ看護専門学校があるのか?

もちろん、看護師になりたい人の為もあります。近年は併合する学校も増えており、大学との差別化を図っているところもあります。

一番の理由は、高校卒業してすぐに看護師になりたい人の為です。
大学と違い、体験実習で現場の雰囲気をすぐに感じ取れるでしょう。体験実習は大学より早めにスタートします。

その大学によっては一年時の終わりだったり、二年次だったりしますが、専門学校は、一年次の半分が過ぎたあたりから、体験実習が行われます。

費用も大学と比べて安いですし、確かに公立系は学費がさらに安いので激戦区ですが、経済的な負担が軽いのも魅力的です。

しかし、その反面体験実習が多く組まれているので、ゆとりという部分では、大学と比べてあまりないと思います。

自分の状況を整理しよう

すぐに現場で働きたいのか、将来的に資格をもって市役所で働くことや、助産師なども含めて資格を取りたいかによって、今の自分に合う方を選ぶのがベストだろうと思います。

経済状況

大学は4年分が学費がかかりますし、専門学校の場合でも3年の費用が掛かります。
その費用を捻出できるのかどうかを、しっかりと考えておく必要がありますね。

無理なく返済できるようなローンを組んだりするのも大事ですが、経済を考えてどちらがいいかも考えるべきです。看護師になっても、すぐに給料が沢山もらえるという訳ではありません。

実績と経験が必要になるからです。

学力が足りているか(競争倍率を超えれるぐらいか)

学費の安い、公立系の大学・看護専門学校は倍率が高いです。
また、入学はしたものの、勉強がおろそかになっては、免許をとる為の国家試験には合格できません。

どの分野で働きたいか

将来自分は看護師だけでやってゆきたいか、それとも、保健師として働きたいのかを、ライフプランをしっかり立てて、どちらが良いか考えてみてください。

入学後に勉強を続けられる環境か

自分が勉強できる環境であるなら問題ありません。体験実習などに入るとレポートを書いたりするので、文章が苦手な人は、遅くまでかかる事があります。

コミュニケーション能力

引きこもりや、対人が苦手という人は、在学中にどちらの学校へ進んでも、苦労すると思います。患者さんと会話する時は誰もが初対面ですので、挨拶程度は出来ないと、体験実習で苦労しますね。

看護師のその先を考えている人は?

看護師の世界では、基本的に実績と経験を評価されてるので、学歴がほとんど影響しないといわれています。

けれども、看護師がゴールではなく、看護系大学の講師になる事や、研究職に携わる、大学院に進級して 専門看護師をめざしたいという将来像を持っている人は、当然ですが、大学を選択をするでしょう。

まとめ

今の主流は座学が多く、知識や理論が多く学べる大学卒の看護師が増えてきています。
看護師だけでなく、自分がイメージする将来に近い方を選らぶと良いと思います。

私の場合は、大学が数える程度しかなかった時代ったので、国立の看護専門学校を卒業しています。

学費が安かったのが助かりましたが、今、再度看護学校を選ぶなら、間違いなく大学を選びます。

  • こんな人は大学がオススメ
    将来的には看護師以外にも、やってみたい職業があり、大学院や講師などの道を進みたいと少しでも思っている人
  • こんな人は専門学校がオススメ
    早くに看護師として働きたいと思っている人。学費費用を安く抑えたい人

どちらが自分に合っているかじっくり考えてみてくださいね。

 

ABOUT ME
東雲
新しものが大好きな猫好きな人です。日々猫のために仕事をこなしています。