排便後、トイレットペーパーでお尻を拭いた時、うっすらと血がついている。そんな経験ありませんか?
「あれ?もしかして痔?」という言葉が頭に思い浮かぶとおもいます。
痔といえばいろいろ種類はあるけども、どれもなりたくない病気の一つですよね?
長時間すわって映画を見ていただけで、お尻がじんじんと痛くなってくる。男性だけの特有の病気ではありません。
便秘や下痢、出産と女性が抱えるストレスが痔に直接影響している事もあります。
痔だから、恥ずかしさ為、病院にも行けない女性も多いです。
その前に、出来ることがないでしょうか。
少しでも痔の痛みを軽減できるためには、口から入るものである食事について、今回は焦点を当てて、「少しでも楽になるなら」と試したくなるようなものも紹介しますね。
ぜひ参考にして、痔で悩んでいる方がいれば教えてあげてくださいね。
いぼ痔に優しい食事は、食物繊維と水分量が多いもの
なぜ、辛い物は痔に悪いのか?そう聞いたことがあると思います。
唐辛子成分は、そのまま消化されずに便に混じって、排泄されることの方が多いからです。
しかも、腸壁とつながっている肛門の皮膚はとても柔らかくできていて、刺激物に敏感です。
そんな食事をするのは痔にとっては悪影響です。
痔を悪化させる原因である便秘を解消することも大事なので、まずは、食物繊維が多いものを取る事をしましょう。
水分を十分にとり、人によっては2ℓ必要とされてます。
腸内環境を整える働きのある食物繊維や発酵食品を取ることをお薦めします。
例えば、トマトを食物繊維総量1と考えると、〔大塚製薬より〕
切干大根 | 20 |
---|---|
枝豆 | 5 |
ほうれんそう | 2.8 |
ごぼう | 5.7 |
セロリ | 1.5 |
食物繊維が多く含まれている食品というと、セロリやゴボウを思い浮かべることが多いかもしれません。
料理するときに、いろいろな具材と合わせて調理すると、きのこの方が食物繊維が多いのが沢山あるので、参考にしてみてください。
例えば、「きのことほうれん草の和え物」「きりぼし大根入りきんぴらごぼう」だったりと、一つの食材だけではなくて、二種類の食材を混ぜて取り込むことがコツです。
発酵食品は腸内菌を整えて下痢や便秘をしなくなるように整えてくれます。
腸内細菌フローラという言葉をご存知ですか?
腸内の悪玉菌と善玉菌が3:7の割合になるようにすると、腸内の環境がお花畑のようにきれいに見えて、そういわれています。
そして、腸内バランスがとても良いとされてます。それを助けるのが発酵食品です。
納豆やヨーグルト、甘酒なども腸も良いとされる理由です。
頑固な便秘は肛門に力を入れてしまいがちなので、次は、ケアの方法もご紹介します。
これ以上いぼ痔を悪化させないケアとは?
食事に注意して、水分をとって、それでも痔になる。
便秘は痔にとっては最悪の天敵です。
肛門に力を入れて、便を出そうとすると、肛門周辺の血流量が減ります。
薄い腸壁はうっ血となって、いぼ痔になりやすいです。
女性は出産時などで力むのですが、肛門がうっ血しやすくなり、いぼ痔ができやすいです。
だから、出産後に痔になやむ女性が多いというわけですね。
また男女ともに長時間お尻に圧をかけることで、肛門の血流量を悪くします。
ですから、長時間座る再には、どきどき、お尻の血流をよくする必要があります。
椅子から立ち上がって、軽く運動する事がいいですね。
お尻を数回揉んだりするマッサージも効果的です。
夏ならクーラーの効いた部屋で仕事をしますよね。腰やお尻を冷やさない方がいいです。
もちろん、体も冷えてはいけません。
寒いと感じたら、冷たい飲み物ではなく、温かい飲み物を飲むようにして、腰まわりに血流を良くしてあげてください。
痛みがあるからと言って、アイスノンで冷やすのは逆の効果です。
余計に痛みがでます。
寒さを感じたらひざ掛けなどを利用して、温めてください。食べるものは暑いからといって、冷たいものを多くとるのではなくて、温かい食事も忘れないでくださいね(^^♪
肛門のケアも忘れずに
便秘で傷ついた肛門から細菌が繁殖して、大変なことになる前に、排便が終わったら、ウォシュレットを使用するのがいいです。
お水できれいに洗い流して、やさしく拭くのが良いと思います。
また、アルコール分の入っていない、ウエットティッシュで丁寧に拭くのもおすすめです。
アルコールは肛門にとっても刺激となりますので、避けてください。
ウォシュレットの水が当たっても痛いと感じる方は、水圧を下げて、温かいお湯でお尻を洗ってください。
また入浴時にもシャワーだけでは痛いと思いますので、湯船に入って、血行を良くしましょう。

もう限界と感じたら
市販の薬では根本的な治療はできません。症状こそ緩和できても、いぼ痔はそこにあります。
毎回、市販の薬を利用しても痛みや出血は少なくなるかもしれませんが、日常生活に支障が出るようであれば、やはり病院へ行くことをお薦めします。
若い女性でもいまでは女医さんが診察してくれるところも増えてきていますので、事前に確認しておくとよいとおもいます。
ケアをしてみたけど、病院で出される薬の方が、市販薬よりも効果が得られると思います。
女性はお尻を見せるのに抵抗があるかもしれませんが、病院に行って良かったという声も聞かれます。
手術は嫌だけど、長く付き合ってゆくゆくならば、肛門科にいって、お薬をもらってくるのが良いと思いますよ。
最悪、どうしようもなくなってからでは、手術しか方法はないですと言われる前に、
何事も早め対応が良いということですね。
まとめ
食事は食物繊維が多いもの、発酵食品、水分を多くとって、いぼ痔に負担をかけないよう心掛ける事がまず第一です。
やわらかく、形のある程度のお便がいいお便です。
肛門のケアでは綺麗にウォシュレットで洗いながしてしまう。もしウォシュレットでも、痛みがでるようならば、ゆっくりと丁寧に拭きとりましょう。
肛門科は女性医師もいるので、安心して行けるので、症状が悪化したなと思ったら、迷わずに行くべきです。
楽しい食事や毎日の生活を送るために、やれる事はやっておきたいですね。
周りに痔かもしれないと相談されたら、食事やケアの事教えてあげてくださいね。
けして恥ずかしい事ではありませんよ(^^)/