こんにちは。東雲です。
うちには猫が3匹おりまして、それぞれ性格がまったく異なります。
もちろん、猫なので、合う合わないとはありますが、たいていの猫たちは、飼い主の私を信頼してくれており、体をこすってきたり、一緒に寝たりしてくれます。
しかし、初めから一緒に寝てくれるわけではありませんでした。
三匹が同じ私のベッドの上でくつろぐようになったのは、一番懐かなかった子がうちに来て、2年目の冬のころです。
老猫もいますし、若い子もいるので、どうなるのかな?と思っていましたが、ちゃんと懐くようなり、いまでは、帰宅してドアを開けると、お向かいにゃんことなって、私を出迎えてくれます。
初めから、懐いてくれる子もいましたし、懐くのに1年以上経過する子もいました。
私はそんなに猫がまったりしてるところを邪魔しない人間なので、猫の方も、リラックスしていたのでしょうね。
そんな私が教える、猫とどうやって仲良くなってゆくかをじっくり紹介しますね。
騒がず触らず、ごはんと水とトイレと寝床を確保
来て間もない子は、特に環境に敏感です。
とくに他の猫の臭いがしている部屋だと、敏感になって、新しい子は非常にびっくりすることだらけ。
新しい猫は威嚇してくるし、でも腹は空くしトイレもしたい。
私も新しい子をお迎えするときは、ケージを使用して、暗くて、狭くて、トイレと水とごはんを用意します。
他の猫と目線を合わせないようにタオルなどを利用して、視線を合わせないようにしました。
段ボールでつくった小さな箱をケージの中に入れて、隠れる場所をつくりました。
それでも、ちょっかいかけてくる先住猫はいるわけで、そのたびシャーと威嚇をしています。
徐々に慣れさせるという意味で、目隠しする時間を短くして、最後には常時目隠しなしで、
段ボールを外さず、徐々に環境に慣れてもらうようにします。
ケージはどうして必要最低限のものだとおもって、購入することをおすすめします。
人間や他の先住猫から自分を守るという意味と、テリトリーという意味でも、新しい猫にはそれが必要だからです。
撫でたり、触ったりするのはこの状態ではまだまだ先のお話です。
焦りは禁物
人間の方がしびれを切らして、触ってしまう可能性が一番高いからです。
可愛さあまって、つい、ちょっかいかけていませんか?
これが一番人間に慣れさせるのが遅れる原因でもあります。
人間はこの部屋の空気のようなもので、いつもいる存在で、害はない。ごはんと水と遊び相手になってくれる存在だと思わせないとダメなんですよね。
焦って、猫をいじって、触って、抱っこすれば、当然ですが、鋭い爪が飛んできます。
猫だって大きな体の人間が怖いんです。
怖いからいきなり触られて、びっくりします。嫌なので、爪が出ますよ。
そこで初めて人間は「まだ懐かない」とがっくりと頭を垂れるんです。
まだまだ基本的な関係ができてない時に触れば、猫だって嫌がりますよ。
おまけに大きな手でがっしり掴まれて、逃げることも出来ないと知れば、猫も抵抗します。
焦らないで、人間は敵ではないと覚えてもらうことが優先的事項になります。
2週間たっても慣れない
よく見かけるのが、2週間経過しても、慣れないんです。という話をよく聞きます。
ええ、当然です。
私から言わせてもらえば、「2週間で慣れるのはよほどの人間が嫌いじゃない子」です。
家にきて2週間程度で慣れてもらえば、すごいラッキー。
通常の子は触らせてもらえるのに、半年とかかかる子も当たり前にいましたからね。
特に警戒心の強い子はそれが当然のように、1年~2年経過する子もいます。
でも、あきらめずに、人間はこの部屋の空気で、害はないくて、ごはんとおやつと遊んでくれると思わせてください。
相手は、なにせ感情をもつ動物なのですから。
1カ月経過してもまだ慣れてくれない
はい、まだまだです。
たがが、1カ月程度来てくれて、よくお互いを知らないままに、同居しているのですから、懐かないとろこか、まだ様子見状態です。
ここで人間が我慢できなくなります。
おもちゃの登場です。
おもちゃを使って、ちょっと気を引いてみましょう。無視されても泣かないでくださいね。
それは、まだ油断してない状態です。
ケージから出しても、段ボールの箱からこちらをじっと見ているのは、観察中だからです。
ここから猫と人間の我慢比べとなりつつあります。
どっちが先に甘えたくなるか。
まぁ人間の方が先に猫を触りたいのが本音ですが、猫の方から人間に「大好き」と言ってほしいですよね?
1カ月経過すれば、周りの音や環境を猫は理解してます。
もうちょっとの辛抱です。猫が自発的に、出てきたり、人間の視線がないところで、出てきてくれるようになったら、もうちょっとです。
3カ月経過しても懐かない
はい、「臆病な性格の子」として認識しましょう。
時間はかかりますが、ちゃんと猫は、あなたの行動を見てますよ。
おもちゃを与えても逃げる子もいますが、それでも、同居人として猫は認識してくれてます。
ほら、自分が背を向けたり、何もしないときには、どこかでリラックスしているはずです。
人間の目が合うと、ぴゃーと逃げ出す子もいますが、それはまだまだ3カ月しか経過してませんからね。
猫が慣れるように、おもちゃを使い、名前を呼んであげてますか?
なにもせずにただぼんやり時間だけを経過してませんか?
名前を呼んだり、おもちゃを出してちらつかせて、人間も頑張るところです。
1年経過してようやく懐く
1年経過して、お互いの性格の事や、いろいろな人間側の態度でようやく猫は心を許して、体をこすりつける「マーキング」をしてくれるかもしれません。
あくまでも、1年目安でやらないと、すぐには結果は出ません。
2週間程度で懐く子もいれば、2年経過しても懐かない子もいます。
人間はここは我慢どころとして、長い目で猫をみてあげてください。
懐かないわけがないのです。猫は家にはつきません。人間につきます。
愛してくれる愛情がある人間だと違いがわかる動物です。
感情もありますし、機嫌のよい日も悪い日も当然ありますよ。
おもちゃの選別
どんなおもちゃを利用してますか?
一般的にねこじゃらしというか、猫じゃらしでも、いろいろタイプがありますよね?
猫によって好みは全く違います。
紐が好きな子、動くぬいぐるみが好きな子、ボールが好きな子様々ですので、猫の性格をみて選別してみてください。
闇雲に購入しても、費用だけがかかるので、最初は数を少なく購入して、どのおもちゃでよいか反応を見てみてください。
猫じゃらし5本よりも、紐・ボール系・動くおもちゃの方が、猫が飽きずに喜びますよ。
まとめ
いかがでしたか?
猫を飼うというと、すぐに慣れてくれるだろうとおもっていても、そう簡単には慣れてくれず、人間がかえってまだかまだかとイライラしてしまうことの方が多いと思います。
しかし、その感情はすぐに猫に伝わり、猫を怯えさせてしまうという結果につながります。
猫は感情を察するのが上手な動物ですし、人間の言葉をある程度一緒にいれば覚えてしまう動物です。
触りたいから、はやく抱っこしたいからといって、猫の気持ちを無視して、人間側の感情を押し付けられても困るもの。
そこは、ぐっと我慢して、猫が人間に興味を持ってもらえるよう、人間も適度な距離で猫との関係を築くべきだろうと思います。