猫を多頭飼いしていると、猫同士の相性があります。
もちろん、多頭飼いも一人っ子も楽しいのですが、たとえ一人っ子でも、ストレスがあるのをご存知ですしょうか?
一匹だけなら、なにもストレスがないでしょう?と思いがちですが、実は、人間大好きな子が一人留守番しているだけでも、ものすごいストレスを感じているのです。
多頭飼いの子でも、人間が大好きな子は飼い主がいないだけでも、すごいストレスを感じます。他の猫とは適度な距離を置いているのですが、飼い主がいるだけでストレスが緩和されるのです。
そんな猫たちが、どの状態でストレスを感じて、どう対処すればいいのかを、私が体験した経験を元にしてご紹介していきますね
Contents
ストレスの原因はなんだろうか?
基本的にはストレスは猫たちのストレス耐性もありますが、基本的に煩かったり、ぎゃぎゃ騒いだりするのは、苦手です。
猫は集団生活も一人生活でも生きて行ける生き物なので、ある程度の多頭飼いも可能ですが、過度の多頭飼いは、自分の居場所、パーソナルスペースがない状態だとストレスを感じます。
一人になる空間がほしい動物です。
また引っ越しなどの場所が変わったり、来客がきたりと、いつもの違うことをしたりするとストレスがかかります。
- 引っ越しなどの環境の変化
- 多頭飼いなのでのスペースが確保できない
- 騒音
- 知らない人の来客
が要因となってます。
また、人間が好きな猫ならば、長期の飼い主不在でもストレスが非常にかかりやすいです。
そしてトイレの清潔が好きな猫は、トイレが汚いだけでもストレスです。
- 長期の飼い主の不在
- トイレが汚い
といったのも原因に当てはまります。
ストレスがたまりすぎたらどんな行動をとるのか
軽症なストレスサイン
いつもと様子が違い、落ち着かない様子
一番簡単な見分け方が、不機嫌であること。
猫は不機嫌だと、猫はかみついたり、人間に対して非常の警戒心が強くなります。
シャーと威嚇をしてみたり、いきなり噛みついてきたりと、普段の様子とはことなります。
食の好みの変化
いままで食べていたものから、まったく口をつけずに別のものを食べるようになったりします。
飽きもありますが、猫の世界ではブランド品の「ちゅーる」というおやつを全く食べなくなったりすることがあります。
あれほどちゅーるが好きだった子なのにと心配になりますよね?
家族のだれにでも威嚇する
遊びで手を噛む程度の事ではなく、一番懐いていた人間に対しても、威嚇するようになります。
これは重症化する一歩手前の様子なので、よく観察してほしいです。
爪とぎ以外の場所で爪と研ぐ
いままで壁などで爪を研ぐような行動が無かったのに、いきなり爪を立てて、バリバリと爪を研ぐようになったりします。
猫の爪時の交換はちゃんとしてますか?またその場所でなにか嫌な事でもあったかどうか確認が必要です。
ちなみに、これらは私が特に意識しているポイントですが、この他にも猫が普段と違う行動を取っていた場合、ストレスが原因となっている可能性があるという点を頭に置いておいてください。
重症なストレスサイン
心因性脱毛症
猫が体を毛づくろいしているのは、清潔を保つためと、緊張をほぐすための行動でもあります。これは、「転移行動」と呼ばれるもので、直前と違う行動をすることで、緊張を和らげるという行動です。
ですから、過度の毛づくろいをしていると、だんだんと体中の毛がなくなり、脱毛してもなめ続けるという行動にでます。
心因性の脱毛症といいます。
猫がなめやすい前足の外側やお腹といった場所にできやすいです。
ただし、病気によるものもあるので、見つけたらすぐに病院で受診することをおすすめします。
トイレの失敗
不安を抱えたり、一過性でも強い不安を持った子は、安心するために、自分の匂いを辺りにつけます。これは避妊・去勢しても行動がみられ、目立つ壁・柱・ベッドに尿をしてしまいます。
トイレの場所が決まっているはずなのに、あちこちうろうろ…
トイレもきれいなのに、なぜ?と考えたときには、ストレスを与えていないか、よく周辺をみてみましょう。
騒音だったり、知らない人がやってきたりと環境が変わったことがありませんでしたか?
猫のとって環境が変わっていないか?
もしトイレが臭かったりしたときは詳しくはこちらから
知らない間でも窓から聞こえる騒音や子供の声や、一人のスペース取れないときがありませんか?
食欲がなくなる
人間もストレスでごはんが食べられなくります。もちろん、猫でもストレスがたまりすぎると、ごはんを食べなくなります。
拒食状態になって、だんだんと痩せてきます。
体重が減ったら要注意です。
脱水にもなっている可能性がありますので、すぐに病院にいくことをおすすめしたいですね。
食べれないほどのストレスがあるなんて、相当ですが、猫は同居した猫が死んだりした時でもストレスを感じるほどだといいます。
普段噛まないものを噛む
自傷行為とはにてますが、体の一部を噛むのではなくて、噛みやすいものをひたすら噛むという行動です。普段噛まないブラッシングのゴムを噛み続けたりします。
普段ならそんなに噛まない子でも、ストレスがかかると、やはり噛むという行動をとる子が多くなり、人間の手を噛んでストレスを解消してしまうのでは、人間が痛いだけのなっているので、早めに止めたい行動です。
通常は嫌な事があったりしたら、毛づくろい程度で済ませてしまいますが、自傷行為の手前でこれで物を壊して噛むことで、ストレスを緩和していると考えられます。
自傷行為
強い強いストレスを感じると、自分のしっぽをかじり血がでるまで、そしてなんども繰り返し行う子がいます。
よほどの強いストレス、環境変化があった時に猫が自分のしっぽを何度も噛みます。
噛んでストレスを発散させるしか、わからないのです。
いくら人間がやめさせようとしても、この自傷行為はストレスの原因を取り除かないと、同じようにしっぽを齧ります。
ストレスの原因を突き止める
ことが大事になってきます。
ストレスの原因を1個1個つぶして探す
なにが原因なのかは、猫に聞かねばわかりませんが、すくなくとも、人間ができるのはストレスの原因を1個づつつぶして探すしかありません。
意外と遠回りにみえますが、猫が非常にストレスを抱えていると、香箱座りといって、一見リラックスしているようにみえるが、すぐに逃げることができるような姿勢をいつもしています。
または、リラックスしている姿勢をしていないことが多々見られます。
チェックリストを作って猫がストレスになっている原因を突き止める方がいいでしょう。
詳しいことは
他にもいろいろとストレスが考えられます。いつもと違うな、と感じたら、それは猫がストレスを抱えている状態だろうと思います。
いつもは仰向けになって寝ているのに、ここ数日は全く逆でなにかに怯えているとなると、ストレスだろうと考えるが正解でしょう。
ストレスを解消できるのは、飼い主の貴方だけです。原因を取り除いて、たくさん遊んであげると、徐々にストレスも緩和されてゆきますので、ご安心してください。
猫が安心して暮らす為にも
いかがでしたか?猫は意外と繊細な生き物であり、おひとり様が好きな子、飼い主にべったりな子がいますが、それぞれ猫のよってはストレスの度合いが違います。
自傷行為までいった子は感染を起こしてしまう可能性もありえますので、早めにいつもと違うとおもったら、上記のストレスがかかって、あちこちおしっこをしてしまったり、異様に毛づくろいをしていたりとしているかもしれません。
特に来客のにおいがとれるまでに時間がかかる場合は、香水やたばこの匂いがする場合は、なかなかとれませんので、換気を良くして、においがとれるようにしてみてください。